美容点滴

高濃度ビタミンC点滴療法とは

高濃度ビタミンC点滴療法は、サプリメントや内服薬では摂取できない大量のビタミンCを血液中に直接投与する治療法です。ビタミンCの抗酸化作用やコラーゲン合成作用、メラニン抑制作用などの効果が期待できます。
また、がん治療の代替治療としてアメリカなどで研究されています。美肌・美白・アンチエイジングなどの美容効果、疾患予防・改善、身体機能の改善にも効果が期待できます。

注意点

超高濃度ビタミンC点滴療法を行うには事前採血（G6PD検査）が必要です。
ビタミンCの濃度が高いことから心臓に負担をかけてしまう可能性が高く、心不全の方は控えた方がよいとされています。また、進行した腎不全、人工透析中、先天性G6PD欠損症の方は超高濃度ビタミンC点滴療法を行うことができません。

リスク・副作用

高濃度ビタミンC点滴は、副作用やデメリットがほとんどありませんが、稀に次の症状が起こる可能性があります。

• 注入時に痛みが生じる
• 利尿作用が強くなり、喉や唇に渇きを感じる可能性がある

白玉点滴とは

白玉点滴は、グルタチオンという成分が主成分の美容点滴です。主に、シミやくすみ、肝斑などの色素沈着に効果があるデトックス作用、体にとって異物とされるものに対する高い解毒作用、抗酸化作用が期待できます。また、体内のメラニンの生成を抑制して、シミ、そばかす、肝斑を改善してくれる効果もあります。
白玉点滴は、美白・エイジングケアに加え、疲労回復、解毒作用、二日酔い改善、肝機能改善も期待されます。

頻度

1回の点滴で効果が持続する期間は、数日から1週間程度です。効果を持続させるために、間隔をあけずに通うことが推奨されています。
1度でも効果はありますが、その効果を実感できるようになるには複数回受けていただくのがよいでしょう。1～2週間に1回のペースで5～6回の治療とお考えください。

注意点

白玉点滴には、今あるシミをすぐに消す力はありません。また、紫外線を浴びたりエアコンによる乾燥などの外的要因、激しい運動やトレーニング、ストレスなどで体内のグルタチオンが減少すると、白玉点滴の効果を維持することは難しくなります。ご注意ください。

ニンニク点滴とは

ニンニク点滴の主成分はビタミンB1です。ビタミンB1はエネルギー源である糖質を分解して、実際に必要なエネルギーに変えるのを手助けします。さらに疲労の原因である乳酸を分解するだけでなく、エネルギーに変える働きをしてくれます。ビタミンB1が不足すると、それらができなくなるため疲労が溜まるようになり、だるさが続きます。ニンニク点滴は即効性もあり、肉体疲労には非常に効果的です。

ニンニク点滴といっても、実際ににんにくそのものが使用されている訳ではなくビタミンB1の構成成分の中に含まれる一成分がにんにくに似たにおいがするので、ニンニク点滴と呼ばれるようになったのです。このにおいはすぐに消失し、揮発性の成分ではありませんので吐く息がにんにく臭くなるといったこともありません。
ビタミンB群は水溶性のため身体に貯めておくことができず、頻繁に摂取する必要があります。
サプリメント等を飲むよりも効率的かつ即効性があり、疲れた体が元気になる点滴です。

頻度

1週間に1回程度、運動や仕事がハードな方、ストレスの多い方は1週間に2～3回程度をお勧めしています。
ニンニク点滴の成分はビタミンB1であり、重篤な副作用はなく、過剰投与されたとしても尿から排出されます。

効果

免疫調整

内分泌細胞の活性化、疲労回復を促進、免疫システムの強化

疲労回復

記憶力強化、脳細胞の活性化促進、痴呆症予防

女性系

血管や肌の弾力性、月経の調整、更年期障害

男性系

男性ホルモンの産生バランスを調整、性欲低下を抑止

リスク・副作用

ニンニク点滴にデメリットや副作用はほとんどありません。
ただし、どんな薬剤にも副作用が起こるリスクがあります。人によっては稀に下記の症状が出る場合があります。

• アレルギー反応
• 頭痛
• 下痢
• 湿疹
• 蕁麻疹

上記の症状が出た場合には、今後、ニンニク点滴を受けないようにしましょう。
また、ニンニク点滴を受けると、点滴部位が一時的に赤くなったり硬くなったりする場合があります。施術後、異状を感じたらすぐ医師に相談してください。