みなさま、はじめまして。この度ご縁がございまして、羽曳野の地で100年を超えて地域の健康を守ってこられた由緒ある医療機関である藤野整形外科を継承させていただくことになりました。卒業以来、20余年にわたり先端医療にいそしんでまいりましたが、私が医師という職業を志したきっかけになったのは、幼いころ病弱であった私を診てくださった、自宅近くの開業医の先生の姿でした。病んだからだにやさしく触れていただき、その先生の姿は子供のわたしにとって神様のように見えました。
今回のご縁のおかげで、生をうけた大阪の地で、幼き思いに少しでも近づく機会が与えられたことを感謝いたします。初心を忘れずに、クリニックという生活に最も近い医療提供の場を通じて、当クリニックのモットーである、すべてのひとに心地よい場所であることを実現してまいりたいと思います。
ふるやまクリニックの目標は、『いつまでもじぶんのあしで歩くために』何が必要かを実行していくことです。ひとのからだは外側(筋肉や骨など運動器)と内側(心、肺、脳、腎、肝などの内臓)の既機能がバランスよく保たれていることで快適な暮らしが生まれます。運動機能をできるだけ保つためには内臓機能のメンテナンスは欠かせません。クリニックではこれを車の両輪に例えて考えています。できるだけ一つの施設で両方をケアできないと『じぶんのあしで歩く』人生はやってきません。
予防、治療、そして一歩進んだハイドロリリースなどの痛みのケアを行うことで、私共にかかわっていただく方の人生のいろどりが鮮やかになっていただければと思います。