クリニックとしての内科疾患への取り組み
『いつまでもじぶんのあしで歩くため』にはからだの外側(筋肉 靭帯 骨)が強いこと、からだの内側(内臓機能)が安定していることが必要です。いわば車の両輪のようなものです。メタボリック症候群を中心としたような、そのむかし成人病と言われていたような疾患群は内臓機能の障害で、機能をそこなえば結局は人生の車輪片方が破損していることになり、最終的には全身機能の低下から運動能力を失ってしまいます。
このことから、当クリニックでは、『いつまでもじぶんのあしで歩くため』にメタボリック症候群の治療だけでなく予防にも主力を置いていますので、特定健康診査を中心とした健診業務にも力を入れています。メタボリック症候群などのような慢性疾患群は、概して、重症になるまで明らかな症状を見せないことが多く、治療しやすい早期の状態のうちに発見するためには、どうしても検診などの健康チェックを受けて、早めに対処した方が効果的です。
我が国ではメタボリック症候群対策として特定健康診査(市町村などから毎年夏頃に検診票が送られてきます)や職場検診などがあります。職場検診以外は受診率が低いために進行した状態で病気が発見される原因の一つになっています。ぜひ、年一回の健康審査を受けていただき、健康に過ごしていくための投資を行ってください。参考までにメタボリック症候群の基準を掲載します。